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第35回 モデルだけを仕事としてやっていくことはできるのか?

数年前よりフリーモデルという言葉が良く聞かれるようになり、事務所に所属せずに個人でモデルをする人が一時増えました。

しかしこの流れも最近はまた変わってきて、モデルをやるなら、モデル事務所に専属で所属してやろうという流れに代わってきています。

理由については長くなるのでまた別の機会にします。

さて、モデルを本気で目指そうとする人の場合気になることの一つに、モデルだけを本業としてやっていけるかどうか?

気になりませんか?

これを考えるときに重要なのは、果たしてモデルと名乗っている人たちの中で、生活できるくらいのギャラを毎月取れている人がどのくらいいるかということです。

もちろん生活するのに必要な生活費は人によって違います。

実家の方などはそれほど必要ないでしょうが、東京で一人暮らしとなるとそこそこのお金がかかりますね。

ここでは、普通の会社勤めの人くらいはもらえているという定義にします。

そうなると、実はかなり数は少なくなります。

自称モデルと名乗っている人の中で、どのくらいいるのかというと、私の感覚だと100人に1人もいないと思います。

もちろんちゃんとした統計があるわけではないので、あくまでもたくさんの人と話してきたうえでの感覚になりますが。

なぜかというと、まず毎月コンスタントにというのがすごく難しいのです。

レギュラーの仕事があったとしても、ずっと続くわけではなかったりします。

また、広告系などは一回が大きいけど、毎月定期的にというものではありません。

安定して生活するには、毎月決まった額の収入が必要ですが、そのコントロールはすごく難しいのです。

これはモデルの仕事の宿命です。

もし自分が売れてそこそこのギャラをもらうようになったらどうすればいいか?

この答えはしっかり貯金することです。

調子がよくギャラが良かった時にはちゃんと貯金をし、いつかギャラが少なくなる時が必ずきますから、その時の穴埋めにするのです。

売れてくると一回がとても大きなギャラになったりします。

その分ついつい気持ちが大きくなって使ってしまいがちですが、それがとても危険。

税金は翌年にきたりしますしね。

そして、売れるまでの新人期間はどうすればよいか?

いつ売れるかは残念ながらわかりません。

ですから、最初からモデルの仕事一本でというのはとても危険。

というより、不可能に近いと思います。

よほど家が裕福で家庭のサポートが受けられる場合以外は、通常は何かアルバイトとか、社員で仕事をしながらというのが普通です。

最初からモデル一本でやっていこうとは思わず、何か仕事をしながらと考えることをお勧めまします。

その時にどんな仕事を選べば良いかというと、できればモデルの仕事に生きるものがよいです。

例えば人前に出る仕事や、人と話す仕事など。

姿勢や笑顔を意識できるものだとよいでしょうね。

第35回