第4回 姿勢
言うまでもなく、モデルにとって姿勢の良さは非常に重要です。
オーディションに行った時でもそうですが、自分の審査の順番でなくとも審査員は常に見ています。
その時に姿勢が綺麗で自分を魅力的に見せている人と、猫背でだらんとしている人では、印象は全然違います。
姿勢がいいと色々ないいことが。
まずは、スタイルがよく見える。
一度姿勢を良くして横から写真をとってみるとわかりますが、胸が大きく見えて、ウエストのクビレができて、お尻もキレイに上がります。
さらに頭が後ろに下がりますから、写真として顔も小さく写るんです。
また、内面の印象も変わります。
姿勢がいい人は自信がある、仕事ができる、しっかりしているという印象を与えることができます。
姿勢と内面は関係ないと思う方は、是非周囲の人を観察して、姿勢による印象の違いを感じてみてください。
さらに正しい姿勢をしていると、内蔵を圧迫しないので、体内の流れがよくなりますし、お尻やお腹に常に力を入れますから、ダイエット効果もあるんです。
さて、ここで誰でも簡単にできる姿勢直し方法を伝授します。
本当に簡単ですから是非お試しを。
①壁を使って姿勢をよくする方法。
真っ直ぐな壁に背中をくっつけるように立ちます。
かかと、おしり、背中、頭の4点を壁につけてください。
そして、足のつま先はこぶし一個分開いてください。
この時、O脚の方は、重心を親指よりに寄せるとよいです。
そして、背中の空間(おへその裏側)を手のひら一枚分に近づけてください。
最後に肩は脱力し手をだらんと下に下げてください、そして、アゴは卵一個を挟んでいるイメージで上げすぎないようにしてください。
これでキレイな姿勢の完成です。
しっかり自分の身体にイメージを焼き付けてください。
②肩甲骨のストレッチ
両手を自分の首のうしろにもっていき、両手を繋ぐようにしっかりと指を組んでください。
両手は首にくっつけたまま、そのまま頭を前に押さないように気をつけながら、肘を後ろへ回します。
目標は180度以上。
呼吸をしながら3分程ストレッチします。
簡単ですよね?
これを一日数回毎日繰り返してください。
肩甲骨が真ん中に寄ることで姿勢がよくなります。
椅子に座ったままでもできますから、勉強やデスクワークの合間にもいいですよ。
③イメージトレーニング
3つのイメージをすることで常に姿勢が良い状態をキープします。
・頭が上に引っ張られているイメージ。
立った状態で頭のてっぺんの髪の毛をひと束つかんで、真上に引っ張ってみてください。
背を高く見せようという感じですね。
自然に姿勢がキレイになります。
・胸より鼻の頭を前に出すイメージ
頭を後ろに引き(顎はたまご一個分の角度で)、胸を前に出します。
鼻の頭より胸を前に出すつもりで。
これで顔が小さく、胸が大きく見え、背中のくびれラインも綺麗に見えます。
・肩は下に
肩を地面に向かって下ろし、力を抜きます。
これにより肩が下がりますので、首が長く見えます。
人は緊張すると肩や手に力が入りますから、緊張した時ほど意識して気をつけてください。
以上のことを是非実践してみてください。
数ヶ月で周りの方の反応が変わることを保証します。