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第16回 カメラマンの撮りやすさ

今回のテーマはカメラマンの撮りやすさ。

まだ現場にいったことのない、新人のモデルさんなどと話していると、
現場ではカメラマンが「ハイ笑って―」とか「もうちょっとこうしてー」とか色々と指示を出してくれるというイメージがあるようです。

つまり、カメラマンがちゃんと誘導してくれ、引き出してくれると。

実はこれは新人、もしくは素人を相手に撮影するときだけです。
第16回
カメラマンはプロです。
素人の人を撮らないといけないこともあるでしょう。
それでも結果を出さないといけません。
その時は、相手にポージングや、緊張しないことを求めたって無理ですから、どうするかというと、素人の人用にやさしいモードでいくわけです。
出来るだけ緊張しないように雰囲気を作り、ポーズも誰でもできるように簡単にこうしてと伝える。
そして、できてなくても、自信をもってもらうために「いいですねー」と言います。
第16回
さて、プロのモデル、もしくはプロのモデルになりたい方。
オーディションなどにいくと、私はそこそこ仕事もしています、レッスンも積んでいます、プロです、と伝えることでしょう。
すると、カメラマンはどう思うか。
この人はプロだと、自分と同じプロだと。
ということは、結果に対するプロとしての責任と意識。
言われなくても自分に求められていることを感じて自分から表現していくこと。
カメラマンが撮りやすいように動くこと。
それが出来て当然だと思います。
ですから、私はプロですと、そしてカメラマンがこの人はプロだと思った瞬間から一気にハードルが上がります。
求められるレベルが上がるのです。
そして、その期待に応えられないと、次はないでしょう。
もし叱られたらそれはラッキーです。
改善とリベンジのチャンスがあります。
叱っていただけたらそれは優しさです。
ほとんどの人が笑顔でおつかれさまと言いながら、
次呼ばないという風にしますから。
第16回
さぁー、ではどうすれば?
要は自分のレベルを上げていこうということなのですが、
いくつか簡単にできるポイントを。

・必ず撮影前にお願いします、撮影後にありがとうございました。
気持ちを込めて。
・カメラマンのシャッターのタイミングを読み、まばたきはコントロール、練習すればできるようになります。一枚たりともまばたき写真はダメです。
・ちゃんと止まる、微妙にずっと動いていると撮りずらいです。
・ポーズの合間に考える時間の入る人、時間の無駄です。映像だと思ってやりましょう。それが出来るくらいの練習はしておくこと。
・事前に出来るだけスタッフの方たちと話し、自分に求められているものイメージ、どう表現するか流れを組み立てておく。
指示があればそれに従うが、自分でもコンセプトを持っておく。
・あくまでも仕事はクライアントの為のもの。クライアントに貢献するのだという目的を忘れない。
・撮影の合間にも、手伝えることは手伝うくらいの気持ちで。

このあたりなら努力すれば比較的にすぐにできます。
プロを目指すみなさんは、厳しいことのように感じるかもしれませんが、是非身に着けてください。