第22回 モデルオーディションに合格した後がとても大事
さて、前回からの引き続きのお話。
モデルオーディションに見事合格し、現場にいく。
ここで、大切なのは、またこのモデルと仕事したいと思ってもらうということ。
その為に意識しておきたいことは?
というのが前回までのお話でした。
オーディションに通って、現場に出た時点で、自分は評価されている。
だからもうそれで良いのではないか?普通はそう考えます。
でも違うんです。
オーディション合格の時点で評価されているのは、見た目がイメージと合っているということや、全てはわからないけど、一応やる気はありそうかな?
その程度です。
だって少し話したくらいでその人の本質が分かる人なんていません。
で、継続してそのモデルを使うかどうかは、一回目の現場、そこで評価されます。
その時に見ている事。
それは、まずは、プロ意識です。
現場にいる人たちはどんな人でしょうか?
カメラマン、スタイリスト、ヘアメイク、制作のディレクター、クライアント
すべてその道のプロの人達。
たくさんの困難を乗り越えて頂点に登りつめた人たちです。
モデルもその中に混ぜていただくわけです。
一緒に仕事する人にそういう人たちは何を求めるでしょうか?
そう、高いプロ意識です。
ではプロ意識って?
それは仕事に対する責任感、熱意です。
仕事とは、人の為にすることです。
人に喜んでもらう、人の役に立つ。
ここでみなさんに十分に意識してほしいのが、自分のためではないということ。
みなさん、なぜモデルになろうと思いましたか?
それは、自分が雑誌に出たい、自分が憧れられたい・・
そういうことですよね?
でもそれって、自分です。
自分の為。
ということはプロ意識ではありません。
プロとは、自分のことは後回しにして、まずは人に貢献する、現場に貢献する。
もっというと、それを自分のやりたいこと好きなことに変えれる人です。
それがなく現場に挑むとおそらく悪い意味で温度差を感じさせます。
ですからみなさん、まずは現場にでたら、自分は忘れましょう。
そして、現場の為に精一杯尽くしてください。
そんなあなたを見た現場の人たちは、またあのモデルと仕事したい。
きっとそう思うに違いありませんから。