第24回 プロのモデルとして最初の撮影が終わったあとに・・
プロとしての最初の現場というのは、モデルのみなさんならいつまでも覚えてるいるのではないでしょうか?
良い思い出、大変だった思い出、プレッシャー、いつになってもきっと最初って忘れられない経験だと思います。
さて、プレッシャーの中、頑張って終わった最初の現場。
終わってほっとしたそのあとが実は大切です。
頑張ったのだから次も呼んでくれるだろう。
そう思いたいところですが、そうもいきません。
それがこの世界の厳しいところ。
今日関わった制作の方たちのところには日々売り込みがきています。
みなさんのライバル。
そういう人たちが「私を使ってください」
また事務所さんが「うちの〇〇をおねがいします」
そうです、そういう売り込みが日々やってきます。
そして、他の現場でもまた色々なモデルやタレントと出会います。
その中で当然、いいなーと思う人もいるわけです。
となると、モデルやタレントのみなさんの事をいつまでも覚えているでしょうか?
残念ながらそうではありません。
人の記憶は48時間でほとんどが忘れられるといいます。
ですが、日々忙しく、新しいことに直面して、色々な人に合う業界人にとっては、もっと早いかもしれません。
ですから、普通にしていると、みなさんの記憶は忘れられてしまいます。
ではどうすれば?
大事なのは覚えておいていただくことですよね?
そこで大切なのがまずはSNSなどネットのコミュニケーションツールです。
また名刺などを頂いた場合はメールでもよいでしょう。
フェイスブックやラインなどでつながった場合はそういうSNSを使って、まずはお礼を伝えます。
気を付けてほしいのは売り込み営業をしないこと。
だって売り込みって自己都合です。
あまりひつこいとしんどくなります。
まずは、感謝を伝える。
それが大事です。
以前にもお伝えしたと思いますが、感謝すればまた案件もらえるかもという、偽の感謝はだめです。
何故って人って感じる生き物。
本心でどう思っているかって、みなさんも感じませんか?
それがSNSであっても分かってしまうものです。
ですから、モデル、タレントとして心から感謝の気持ちをつたえること。
そして、その後も継続してSNSなどで関わっていくことが大事。
この時も売り込むのではありません。
大切なのは相手に興味をもつことなんです。
相手の記事を良く読んでコメントやいいねをするということです。
モデルやタレントのみなさんは、比較的自分を知ってもらいたいというマインドが強いですから営業をしてしまう。
これではだめです。
そうではなくて、相手に興味を持ち続け、知ろうとする。
あなたが自分に興味をもってくれたらうれしいように、現場の人だって自分に興味をもたれたらうれしいのです。
どうぞそれを忘れないで。