キャスティング
2021.02.03
コロナ禍でのモデル・タレント・インフルエンサーのキャスティングや撮影のポイント
コロナ禍でのモデル・タレント・インフルエンサーのキャスティングや撮影のポイント
モデル・タレント・インフルエンサーのキャスティング会社シンフォニアです。

コロナの影響はあらゆる業界に出ていますが、モデル・タレント・インフルエンサーを起用する、撮影などの現場でも例外ではありません。

撮影の場合だと、実際に対面で顔を合わすのは2回あります。

一つはオーディション。

もう一つは撮影当日の現場です。

ここさえ乗り越えれば、撮影した写真を加工して、動画や印刷物を作ったり、webに落とし込んだりは、今は在宅でも作業ができたりします。

ということは、コロナの中でモデル・タレント・インフルエンサーをキャスティングし、制作物を作るのも、オーディションと撮影の現場さえなんとかすれば可能なわけです。

まずはオーディション。

ふつうは、撮影の概要が決まればキャスティング会社や代理店などに、案件の詳細を投げて、モデル・タレント・インフルエンサーを探し始めます。

そして、案件を受けた我々キャスティング会社は、モデル・タレント・インフルエンサー事務所に案件を出して、候補のモデル・タレント・インフルエンサーを出してもらったり、条件の交渉をしていきます。

上がってきた、モデル・タレント・インフルエンサーの候補を吟味し、キャスティング条件も考慮し、クライアントに候補として提出します。

ここまでの流れは、オンラインでも全く問題ありません。

さて、案件にもよりますが、大きな案件だとここから、モデル・タレント・インフルエンサーのオーディションを挟むことになります。

小さな案件の場合は、プロフィールだけでモデル・タレント・インフルエンサーを選定し、オーディションをしないということもあります。

オーディションが必要な場合、どうしてもモデル・タレント・インフルエンサーの面談をしたい場合。

困りますよね。

この場合はzoomなどのオンラインビデオツールを使ってビデオ面談をお勧めします。

確かに、プロフィールでは、モデル・タレント・インフルエンサーの雰囲気などが全てわかるかというと不安です。

写真は加工もできますからね。

それに、自社の商品やサービスの運命を託すモデル・タレント・インフルエンサーですから、できれば面談をして考えや人柄なども知りたい。

その場合はビデオ面談がおすすめです。

モデル・タレント・インフルエンサー事務所によっては受けてくれないところもあるかもしれませんが、ほとんどの場合OKだと思います。

ビデオ通話でいろいろと話をし、その上で最終決定すれば安心感があります。

この時にモデル・タレント・インフルエンサー事務所によっては、過去の出演映像や、写真などもみせてもらえることもあります。

また、今回の撮影の主旨、御社の考え、商品やサービスについてどう思うか。

そんなこともじっくり聞きましょう。

当然ですが、自社の商品に好感を持ってくれているモデル・タレント・インフルエンサーを使いたいですよね。

次に問題となってくるのが撮影です。

こればかりは対面で行うしかありません。

撮影は自社で企画して行うか、制作会社に丸投げするか、それによって変わってきます。

自社で行う場合は以下のことに気をつけましょう。

・完全予防をしっかりと考えた現場づくりをすること。

・事務所やモデル・タレント・インフルエンサー側に今回の安全面での協力をお願いする。

・カメラマンやスタイリストやヘアメイクなどの制作チームにも安全対策を徹底してもらう。



コロナ予防をしっかりと考えたモデル・タレント・インフルエンサーの撮影現場づくり

まずは現場ですが、狭くて寒気の悪いスタジオは避けて、風通しの良いスタジオを使うとか、できれば広めにするとか、屋外ロケを検討するなどしましょう。

また、現場にはアルコール消毒を準備、マスクなども、各自に用意してもらいつつも、念のためこちらでも用意しておきましょう。

開始前に検温をしてもらい、熱があったら帰っていただくという措置をする場合、当日現場で発覚したら大変です。

その場にいなくてはならないカメラマンやモデル・タレント・インフルエンサーなどが熱があったら、撮影自体できなくなるからです。

ですから、現場での検温はするにしても、3日前、前日と何度か体温や体調を全スタッフに報告してもらってください。

メールで構いません。

そうすれば、最悪数日前に発覚すれば、替えの聞くスタッフは別に手配する。

また、モデル・タレント・インフルエンサーであれば日程を変えるなどの対応ができます。

現場ではできれば色々と会話をして盛り上げたいところではありますが、コロナ禍ではそれができません。

音楽をかけて現場を盛り上げたりといった、工夫をしましょう。

自社が制作の指揮を執る場合は以上のようにすればよいのですが、外部の制作会社にお願いする場合は、こちらから上のような気づかいをお願いしましょう。



・キャスティングするモデル・タレント・インフルエンサー事務所に撮影の安全面での協力をお願いする。

こちらで策定した現場の安全面での注意事項を用意し、事前にキャスティングを依頼した事務所にもお願いとして送りましょう。

そんなことお願いしてもいいのかな?

と気を使われる方もいますが、逆にモデル・タレント・インフルエンサー事務所からすると、これくらい気を使ってくれた方が安心で信頼できると感じます。

むしろ積極的に行った方が良いです。

モデル・タレント・インフルエンサーという仕事は、自分が商品ですから、万が一自分自身がコロナに感染でもしたら、仕事が完全にできなくなります。

他にもたくの案件を抱えているとしたら、すべての現場がストップしてしまいます。

だからこそ、気を使いすぎくらいでちょうどよいのです。



・キャスティングしたモデル・タレント・インフルエンサーだけでなく、カメラマンやスタイリストやヘアメイクなどの制作チームに安全対策を徹底してもらう

制作現場にはいろいろな役割の人がいます。

キャスティングしたモデル・タレント・インフルエンサーだけではなく、カメラマン、ヘアメイク、スタイリストなど。

この人たちは皆個人事業主やフリーランスのことも多いです。

制作会社や我々のようなキャスティング会社が全てを取りまとめている場合は、そこに対して、安全対策の資料を送って徹底をお願いしましょう。

もし自社が取り仕切っていて、ばらばらに頼んでいる場合は、漏らさずしっかりとお願いしてください。

一人でも安全対策ルールを守っていなければ、台無しになってしまいますから。

以上がコロナ禍での撮影現場のポイントです。


これらをしっかりと押さえておけば、コロナ禍でも撮影は可能です。

参考になさってみてください。


モデル・タレント・インフルエンサーのキャスティング会社シンフォニア

2021/11 追記
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